矯正歯科治療とは

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日本歯科医師会の2014年歯科医療に関する一般生活者意識調査で歯に関して気になっていることは何かと聞いたところ、「ものがはさまる」が最も多く、次に「歯の色あいが気になる」、「口臭がある」と報告しています。

矯正歯科で歯の悩みが解消できる

歯に関して気になっていること調査

  • ものがはさまる:33.1%
  • 歯の色あいが気になる:23.2%
  • 口臭がある:21.7%

これらの気になる項目はすべて歯並びが原因していると考えられます。人の体の臓器を本来あるべき場所から移動させて機能的に、形態的にそして審美的に良い状態にする医療は他にありません。矯正歯科治療では悪い歯並びを正しい歯の位置に変えることで機能・形態・審美を満足させることができます。歯並びが悪いのに気づいたら子どもの時から、また成人でも早期に矯正歯科治療で歯並びの改善をして歯の病気を予防することが必要です。

矯正歯科ではどんな治療をするのか

私たちが歯並びの改善のための治療方法を説明させて頂いたときと、一番患者様が驚かれるのは、歯に弱い力を加えて歯が動いて位置が変わる事や、時には永久歯を抜歯した所に歯を移動することなどです。歯の移動は、歯に弱い力を加えると移動する方向に古い骨と新しい骨が入れ替わり少しずつ動いているのです。悪い歯並びを改善するために付けた矯正装置で、治療目的に向かって無理なく適切な力を効率的よく与えることが大切なことです。この様な変化を与えることは長年の矯正治療の経験と適切な処置を行ってできることです。

矯正治療はできるだけ早い段階で

お子様の治療は、乳歯の歯並びから永久歯に交換するまでの期間が最も矯正治療する良い時期です。特に骨の発育に異常が認められる悪い歯並びの治療は、顎の成長発育を観察しながら治療を行うことが必要です。一方成人の方の治療は悪い歯並びに気付かれたら早期に治療することで歯周病、顎関節症、むし歯の予防や悪い歯並びが原因の舌がんを予防できます。

この様に歯科矯正治療で悪い歯並びを治療することは、健康生活の質の向上を高め、生涯にとって健康寿命を維持することに大変重要です。